じつは、生まれて初めてねんざをしました.しかも...

私は40年以上生きてきて、骨に関するケガはいっぺんもないのが自慢だったんです.骨折やねんざ、突き指も無し.自転車に乗っていて車にはねられたことは何回もありますが、青タンが上限値でした.ところが、このたび初めて、ねんざというヤツをやってしまいました.しかも、父の亡くなる3時間ほどまえに.


こういう特別な日には、普段は起こりえないような特別なことをやってしまうもんなんですねぇ.父の意識が半分無くなって痛い痛いといっているベッドの脇にしゃがんで手を握っていたのですが、いわゆる「うんこ座り」ですので、30分もすると足がしびれてくる.で、数m先にあったダイニングテーブルの椅子を取ろうと、立ち上がって左足から、1歩、2歩までは良かったんですけど、3歩目を出すときに脳みそがバランス崩壊警報を出すと同時に大転倒をしてしまいました.私が骨の怪我が少ないというのも、生まれつき本能的に転けるのがウマイという事があるのだと思うのですが、そのとには、その場に倒れ込むとかではなくて、目の前にあるダイニングテーブルに向かって、思いっきり頭から突っ込みました.モロに頭から突っ込んだらシャレにならないので、左手でガードしながら.おかげで6人掛けのダイニングテーブルが椅子もろとも1mくらい移動するくらいの勢いで激突したんですが、そのぶん左足にかかる負担が少なくて済んだんだと思います.


その場は雰囲気が一瞬凍り付いて、みんなの視線が私に集中したのですが、「大丈夫、大丈夫」と言いながら、ダイニングテーブルの椅子を1つ持ってベッドの脇に行って、それに座って、また父の手を握り続けていたので、大事ではないなと判断したのでしょう.私もそう思いましたし、それから父が亡くなって、葬儀屋に行ったり、みんなで歩いて晩ご飯を食べに行ったりするのに、なんの不都合もなかったのですが、長い一日が終わって、葬儀屋に妹と二人で泊まり込むことになって、風呂でも入るかと思って靴下を脱いでみてビックリ仰天しました.今までに見たことのない光景が....妹が言うには「そんなに腫れてて良く歩けたね.っていうか、普通のねんざなら痛くて動けないから.」っていうことのようです.以下、記録のために手持ちのiPhoneで撮って、photoshopの「自動色調補正」をかけた写真です.色合いの強烈なのもありますが、そこは機械のすることというで、ご容赦ください.しかし、こんなになってもちゃんと歩けるし、そもそも、葬儀も通夜も、なんの不都合もなく乗り切ることが出来て本当に良かったと思います.父が亡くなる直前に息子が転倒して骨折とか、恥ずかしすぎますから.


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転けた日の当日.足の側面に内出血で血がタップリ溜まっているのが印象的です.足首がちょっと腫れています.


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二日目.初日の写真より色は健康的ですが、足の横面に鉄板でもたたきつけたように内出血しているのは何なんでしょうね.


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三日目.第二指と第三指の付け根から、内出血が発生してきました.これで、足首の組織が破壊されて内出血したその血が、皮膚の下のいろんな組織の隙間を通って指の付け根まで達したことがわかります.


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四日目.第二指と第三指の内出血がひどくなっています.皮膚の下を通ってツメの付け根あたりまで内出血が到達しています.


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五日目.色合いでもひどいことになっていますが、実際の見た目でもこの日が一番ひどかったでしょうか.


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六日目.ここんところ3日ほど、見た目の様子にほとんど変化がないので、たぶんこのあたりがピークで、このまま治るんだろうなと思っていたら、本当にそうなりました.


あまり気分の良い写真ではありませんが、ねんざの治っていく過程の記録という事で残しておきたいと思います.ちなみに一番痛かったのは一日目で、見た目がひどくなっていっても、痛みは一日ごとに軽くなっています.嫌いなので、湿布とかのたぐいは一切使っていません.痛み止めも必要ありませんでした.