石綿ってそんなに危険だったんですか.

最近ニュースで突然話題になっている「石綿」.「アスベスト」とも言うらしいですが、体に悪いらしいですね.吸い込むと、「中皮腫」という恐ろしい病気になるらしい.しかも、潜伏期間が30年くらいあるとか.「静かな時限爆弾」とか言われてました.

私が小学生のころ、石綿は結構身近にありました.教室の天井に一面吹き付けられている、わたぼこりのようなもの、これが石綿でした.それから、アルコールランプでビーカーの水を加熱する時、炎が直接ビーカーに当たらないようにするために、間にはさんだ白いシート、これも石綿でした.渦巻き蚊取り線香を置く皿の下に敷いてあったのも石綿のシートだったような気がする.

あのころ私は、石綿を吸い込んではいないのだろうか.吸い込んでいたとすると、もうそろそろ30年.発病して死んでしまうようなことはないのか.ちょっと心配です.

しかし何で今ごろになって降ってわいたように大騒ぎを始めるのか、そこらへんがちょっと理解できません.危険性がわかっていたのなら、もっと前から、大丈夫かどうか、健康診断を実施するとか、何かやりようがあったのではないかと思います.JRの事故とか、原発の事故とか、なんか最近の事故は、死人が出てからあわてて対策を取る、というスタンスが多すぎるような気がします.

誰に責任があって、誰が悪いのか、私には全然わかりませんが、もし自分が死ぬかもしれないと思いがあったら、もうちっとましな対策が事前に出来たのではないかと思います.