ずいぶんと、間があいてしまいました.

お久しぶりのblogです.今日までなにをしておったのかといいますと、仕事がメチャクチャ忙しかったとかそういうわけではなく、Macの前に座ると、iTunesでタイムドメインのスピーカを鳴らして、ずーっと音楽を聴いておりました.ほぼ、ずーっとですね.家にいるとき、食事とかお風呂とか、そういうとき以外の時間はほぼ全てです.今も音楽をかけながらこれを書いています.タイムドメインのスピーカは音量を極小にしてもはっきりと聞こえるので、夜中にちっちゃな音で聴くのには最適です.

いま私の前には、3セットのタイムドメインスピーカが置いてあります.TIMEDOMAINmini、TIMEDOMAINlight、そして、富士通製のTD307?と、以上の3セットです.普通ならいくつかのスピーカを聞き比べてみて、一番気に入ったモノを愛用するところですが、今回はそうはいかなかったんです.

以前も書いたかもしれませんが、タイムドメインのスピーカというのは決してオールマイティではなく、再生する音楽に得手不得手があります.ですから、音楽を聴きながらいろんなスピーカに切り換えて、この曲にはこのスピーカが一番合ってるな、とか考えながら聴くわけです.普通のオーディオであれば、たいがいは高価な製品の方がいい音がするはずなんですけど、タイムドメインはそうではないようです.

たとえば、TIMEDOMAINminiとTIMEDOMAINlightは、同じ会社が作っているのですが、両者に上下関係はありません.どっちが優れているとか、どっちの方がいい音がするとか、そういうんじゃないんですね.しいて言えば、TIMEDOMAINlightのほうが口径が小さいですから、TIMEDOMAINminiよりは高音が出ています.当然、低音については反対の状態になります.でも、どっちかの方が良い、というわけではありません.両者ともに個性を持った良いスピーカなのです(値段も同じですしね).

三者三様の個性を持ったスピーカですが、共通している点もあります.それは、3つとも音楽を聴いているのがとても気持ちいいということです.普通スピーカの評価をする場合には、どれだけ低音、高音が出ているかとか、音像の定位感とか、そういうことで判断をするのですが、タイムドメインのスピーカは、そういう点をまったく無視してしまうくらい、曲を聴いているのが楽しいです.いい音とか、臨場感のある音とか、そういうのとはまた違った次元の気持ちのいい音がします.

タイムドメインのスピーカを手に入れる前に、ネットでいろいろ情報を集めたときに、音楽療法にはタイムドメインが良い、という書き込みがありました.タイムドメインで音楽を聴くと、人間の免疫力が上がるんだそうです.いくら何でもそれは言い過ぎだろう、と思っていました.あまりにも感覚的な話で、定量的に再現性のあることではないと思っていました.でも、実際に自分の耳でタイムドメインの音楽を聴いてみて、とても気分がよくなることに気がつきました.脳の中でセロトニンかドーパミンか知りませんが、快感物質がドバッと放出されているんではないかと思います.もしそうであるなら、通常よりもリラックスした状態になって、免疫力が上がるかもしれません.あながち笑い話でもないかもしれません(タイムドメインで曲を聴かせながら熟成させたワイン、というモノもあるそうですが、さすがにこれはちょっとどうかなと思いますけど).

しかし、3セットもスピーカを並べておくと、机の上が狭くってしょうがないので、いずれはお気に入りの1セットを選びたいです.あまった2セットは、やっぱりオークションで売って、今回の出費を少しでも回収しなければ、と思っています.