「sideriver」の由来、知ってますか?

私が一部のメールアドレスにも使っている「sideriver」ですが、私のことを知っている人は「何と単純な」と思ったことでしょう.「横の川」だから「sideriver」.うちの子供にさえも「そのまんまやんか」と突っ込まれるほど単純な意味しかないのです.その昔、やっと個人でもドメイン名を取れるようになった頃に、とりあえず何か取っておこうと思って、イロイロ考えました.自分であることが誰にでもわかりやすいこと.そして、迷惑メールなどの主な発信源であった外国人から見て、意味不明であること.そんなことを考えて、日本語を英語に直訳した「sideriver」に行き着いたわけなんですが、いざそのドメインを取ろうと思うと、なんと登録済み.ひっくりかえした「riverside」は外国で人気があるのはわかるけど、「sideriver」なんて我ながらトンチンカンなドメインを誰が取るねん、と思っていました.


それから何年も経過して、若い頃に乗らなくなってしまったバイクに再び興味を持つようになり、これまた若い頃に愛読していた「RIDERS CLUB」なんかをチラチラ見るようになった頃、その昔は他の雑誌に比べても明らかに紙質も違ってずっしりと重いRIDERS CLUB」だったのですが、最近のことですからネットとも内容がリンクしていて、そのサイトを見てみると、なんとドメイン名が「sideriver.com」ではないですか.なんだこんなところで取られていたんだ.って、なんでRIDERS CLUB」が「sideriver.com」なんだろうか.出版社は枻出版.なんの関係も無し.会社情報を見てみるも、関係ありそうな感じは無し.wiki先生に聞いてみても明確な回答無し.「ネモケンのらいでぃんぐNAVI」の動画を見るたびに「sideriver.com」が目について、なんでだろうか、なんでだろうかと、ずっと思っていました.


昨日の夜中に酔った勢いで「エイッ!」と枻出版のカスタマーサポートに質問のメールをしてみたのです.そうしたらさっそく今日、丁寧な返事をいただきました.その内容を見てちょっとビックリ.


2013-08-14 20.26.04.jpg


なんかすごくいい話だと思いませんか.「横の川」だから「sideriver」に比べると、なんというか、月とすっぽん(ちょっと違うか).人生には二つの川があって、主流が仕事、2つ目の川は趣味の世界で、それが「sideriver」.うん、かっこいい.イギリス人、いいこと言うねぇ.いままでは、子供に名前の由来を聞かれても「住んどった家の横に川が流れとったんとちゃうか」くらいしか説明のしようがなかったのですが、これからは英国流で行こう.


でもね、家族みんな知らないんですけれどね、私だけ知っているんですよ.うちの一族が曾祖父の世代まで住んでいた、長野県の美麻村の女生山という戸数8戸の集落跡地.誰も場所がわからなかったんですけれど、私が突き止めて、一人で行ってきたんです.もう何十年も人が住んでいなくて、家も全部くずれてしまったような山奥の谷間の小さな小さな平地.お墓だけがいっぱい残っていたんですけれど、崩れた家のあとがある平地の一番端っこに、小さな川が流れているんです.やっぱり、横に川が流れていたからなんだろうな.