サイコンの土台とグリップエンド.

3Dプリンターで自転車のちょっとしたパーツを作れないかっていう話です.サイクル・コンピュータのことを省略して「サイコン」っていうのは最近になって知ったんですけど、私は他の多くの人たちのように自転車でガーッと走るわけでもないし、走っているときの記録はApple Watchが取ってくれているので、サイコンはいらないと思っていました.でも、今のこのしんどさでスピードはどれくらいなんだろうかっていうのを確認するのに、いちいちApple Watchを見るのが面倒なので、一番安物のサイコンをつけました.速度と距離が確認できればいいやっていうくらいのモノです.でも安物を買ったせいなのか、サイコンを取り付ける土台の部品の位置や角度の調整がきかなくて、けっこう表示が見にくいのです.で、サイコンの配線がどうなっているのかとか、土台の部品との接触部分はどういう構造になっているのかとか、観察していたら作れそうだったので3Dプリンターで作ってみました.自分で作れば、自分に最適な角度に設定するのも簡単です(いやまあ、実際やってみると言うほど簡単じゃないですけど).


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検討の結果、こういった形になりました.


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こんな感じでつきます.見えにくいですけど、電極とかは、オリジナルのものをそのまま移植してあります.


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サイコン本体をつけるとこんな感じ.


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オリジナルを参考にしましたが、配線の取り回しはちょっと苦労しました.さすがにオリジナルはよく出来ています.安く作れて丈夫で、接触不良が出にくい構造になっていました.何十年間の改善の蓄積って感じです.


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グリップエンドなんですけど、グリップを守るためのものなのでしょうがないですけど、こんな見苦しい状態になっているので、これも自作してみます.


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こんな形状にしてみました.


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こういうふうに組み合わせて、


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こうして、


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こうなります.


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自転車の現在の様子.ちなみに、グリップエンドは失敗でした.ネジを締めすぎれば壊れるのはわかっていたんですけど、ネジが緩ければグリップエンド自体がハンドルから抜け落ちてしまうので、抜けるかどうか確認しながらネジを締め込んでいったら、あとちょっとと思って締めたときに「パキッ」って音がしてヒビが入りました.落下したりすることはなさそうですけど、もうちょっと形状を改良する必要がありますね.