幻魚白蝦蛍烏賊

「また同じことやるんかいなぁ」と、つっこまないで下さい．
私も最初はそんなつもり無かったんです．
だいたい、iPod nanoなんて買うつもりもなかったんです．iPodの新製品が出るらしいとわかった時にも、「動画再生程度のバージョンアップには興味無いで」と思っていました．
でもnanoが出てしまったのです．そして買ってしまったのです．

nanoを手にしてみて、これは薄いし小さいし、何とも繊細な製品であると思いました．そうなると、やっぱり頑丈な装甲で包んでみるとどうなるか、やってみたいと思いませんか？．たぶん、女の子が着せ替え人形を手に入れると、そのお洋服をやたらと欲しがるのと同じようなレベルの話だと思います（もしくは合体ロボのオプションパーツとか）．

で、まぁ、作ってもらうところはいつもと同じ製作所さんですし、デザインを決めればあとは製作をお願いするだけですから、ポクポクポクと頭を叩きながら、アイデアの問題点を潰していったら、最後に２つのデザインが残りました．普通に考えたのと、ちょっと意表をついたもの．どっちにしようかなぁ、と、しばらく迷ったのですが、やはり普通にしました．

さて、同じことを続けていては進歩がありませんので、製作所さんにお願いして、アルミ合金についていくつか教えてもらいました．私があこがれていたのは、その昔、自転車のロードレーサのフロントギヤに使われていたアルミです．カナノコで切ってみたんですが、めちゃくちゃ堅いんです．堅いというか、歯が立たない．たった１ｃｍのリブを切るのに１時間くらいかかりましたから．そのアルミを使ってみたいなぁ、と相談しましたら、それは「超ジュラルミンでしょう」と教えてもらいました．
「超ジュラルミン」って、何かすごそうな名前ですよね．「ジュラルミン」だけでもすごそうなのに、その上に「超」が付く．まだその上に「超超ジュラルミン」というのもあるらしいです．そのまた上のアルミ合金が出来た時にはどうするつもりなんでしょうか．

ということで、今までのルールに則ると、名前は「Armor plate for iPod nano Super duralumin」ということになるのですが、長いので「nanoArmor」と呼びます．

さっき発注してしまいましたので、もう私はすることがありません．製作所さんでトントントンと作ってもらって（そんなに簡単ではないと思いますが）、完成するのを待つばかりです．
出来栄えはどうなるでしょうか．楽しみです．今までの実績から、製作技術には全く不安はありません．問題は私が考えたデザインですよね．
いい出来だったら、またホームページの方で紹介したいと思います．間抜けな出来だったら、誰にも見せずにこっそりと一人で使うことになるでしょう．