「オイルドコットン」という素材.

最近ちょっとはまっているのが、「オイルドコットン」という素材であります.
「オイルドコットン」というのは、その名の通り、コットンにオイルを染み込ませてあるものです.
なんやねんそれ、って感じなんですが、実はこれ、昔の防水素材だったんですね.

ゴアテックスもハイパロンも無かった時代に、雨具には何を使えばいいのか、考えた末に出来たのが「オイルドコットン」ということのようです.
日本では、蓑とか笠とか、主にわらを使っていましたよね.

で、私が何でオイルドコットンに行き着いたかといいますと、デブになったからです.
デブになると、ウエストが無くなるので、ベルトで締め付けると、見ていても見苦しいし、腹は苦しいし、夏は暑苦しいし、何とかならんかということで思い出したのが、まだ10代のころ、どう頑張ってみても貫禄負けして着こなせなかった、FILSONというメーカです.
そこのパンツならいけるだろうというととで早速買ってみたのです.
6ボタン式のサスペンダー仕様で、まさにデブのおっちゃんのためにデザインされたような貫禄のある格好良さがあります.

さてFILSONといいますと、有名なのは、「ダブルマッキーノクルーザー」ですが、カタログを見てみると、結構普通のものも作っている.
そして、アウター素材に使われているのが「オイルドコットン」なのです.
「オイルドコットン」のジャケットから、帽子から、鞄まであります.

もう15年くらい着ていたノースフェイスのジャケットがダメになってしまったので、この度、FILSONの「オイルドコットン」のジャケットを新調しました.
またこれから、10年になるか20年になるかわからない付き合いをするジャケットですが、気になるのが洗濯表記です.
「手洗い」×、「エンソサラシ」×、「アイロン」×、「ドライ」×.おまけに「油分が落ちるため、洗濯、クリーニングはしないように」という注意書きまで付いている.汚れた場合はブラシでこすり落とすこと、だそうです.
洗濯しないで10年も着たら、なんかすごいことになりそうだけど、大丈夫なんだろうか….