「塩ブリ」って美味しいですよね.

私が「塩ブリ」というものを知ったのは数年前です.
そういうことを言うと、母親に「アンタはまたそんなこと言って、ちゃんと食べさせたことあるのに」と、突っ込まれそうですが、私の記憶では、数年前に初めて食べました.
嫁さんの実家(富山県)でなんですが、初めて食べたときに、「この魚はなに?」と、思わず聞いてしまいました.
「塩ブリ」という答えを聞いて、絶対に買って帰ろうと思ったのですが、すぐには手に入らないらしい.
なんでも、年末の限られた時期にだけ作られるもので、いつでもあるものではないらしいのです.

やっと今年、「塩ブリ」を入手して姫路に帰ってきました.
最近ちょっとずつ楽しみに食べています.
「塩ブリ」とは、ようするに「塩鮭」のブリ版であって、ブリを塩漬けにしたものです.
ただちょっと違うのは、「塩鮭」をどうやって作っているかは知りませんが、「塩ブリ」は、塩をしたあとで、魚屋さんの軒先で、丸ごと一本つるして干しているのです.塩漬けと言うよりは、ブリの干物と言った方が正解かもしれません.

塩は、タンパク質を分解してアミノ酸にしますから、塩漬けにすると、うまみ成分が増し、美味しくなります.
また、ブリの脂も、塩をして熟成させることで、うまみが増していると思います.
普通は3枚におろして、切り身にした状態で売っているのですが、切り身1つを家族4人で分けても、ご飯が2杯は食べられます.

当然ですが、塩辛旨いので、酒の肴にはもってこいです.
今日はこれでお酒を飲もうと思います.
ということで、これから酔っぱらいますので、今日はこれでおしまいです.