義理チョコ.

きょうはバレンタインデーです.
誰が決めたか知らないですが、私にとっては、あまりありがたくない風習です.
チョコをあげた人、もらった人、あげれなかった人、もらえなかった人、いろいろいらっしゃると思います.
私は嫁さんから義理チョコをもらいました.このチョコがちょっと面白かったのです.

何のことはない、そこら辺のスーパーで売ってそうな、見るからに義理チョコっぽい義理チョコでした.
粒のチョコが6個入っていたのですが、正常な状態を考えると、まず6区画になった箱に、チョコが1つずつ入っていて、その箱の裏にチョコの成分表示なんかをしたシールが貼ってあって、それを包装して、リボンをかけて出来上がり、っていうのが普通ですよね.でもそうじゃなかったんです.

チョコをもらって、包装を開けようと裏返したところから何かおかしい.リボンがかけてあるのに、その上にチョコの成分表示のシールが貼ってあることに、まず違和感がある.成分表示は普通中に貼ってあるだろうに.
そのシールをはがすと、これがまたおかしい.普通はリボンを背面から通して、前面で結んであるはずなのに、リボンが背面で切れている.つまり、リボンで止めているのではなくて、リボンを箱に巻き付けて、成分表示のシールでリボンを固定しているんです.考えたもんですねぇ.こうすれば、リボンを結ぶ手間が省けます.
包装は普通の包装でした.これは手作業でやっています.
箱を開けると、チョコが6個入っているのですが、これがまた、6個まとめてビニール袋でパックしてあるのです.このビニール袋を破らないとチョコに到達しない.普通チョコにビニール袋はかかっていませんよね.多分、チョコ自体はずいぶん前に作られたのか、外国で作られたのか、とにかく、品質保持のためにビニールがかかっているんだと思います.

さて、何だか変な雰囲気をかもし出していたチョコですが、食べてみてまたビックリです.
箱の裏に貼ってあったチョコの成分表示シールに、入っているチョコの写真と説明ものっていたのですが、それによると、「アーモンドとブランデー入り」となっているチョコを食べてみたんですが、アーモンドもブランデーも何にも入っていない素のままのチョコでした.
さらに、「カシューナッツ入り」というチョコの中は、カシューナッツではなく、空気が入っていました.空洞になっていたんです.なんちゅうこっちゃ.

うちでは、「ひどいチョコもあるもんだねぇ」と、笑い話ですみますが、普通こんなチョコもらったら、いくら義理とわかっていても、ちょっと腹立ちますよねぇ.
私がたまたま外れだったのか、最近の義理チョコはみんなこんなふうなのかわかりませんが、強烈な原価低減努力の跡が見えて、ちょっと面白かったです.