「ひまわり7号」ですか?

今日も、ネットニュースを見ていて、あれっ、と思ったこと.
H2Aロケットで、「ひまわり7号」の打ち上げに成功したとのこと.
確か私はこのblogで「ひまわり」が故障して困っているという話を書いた記憶がある.
早速検索してみました.

こういう時って、新機能のSpotlightがとっても便利ですね.
Finderの検索欄に「ひまわり」って入れるだけで、内容に「ひまわり」を含むファイルが全部出てきます.
その結果、私は去年の6月30日と、7月21日に「ひまわり」に関することを書いていました.

6月30日は、「やっとひまわり6号が動作し始めたようです」という内容.
7月21日は、「ひまわり5号が設計寿命の2倍も動いていたってすごいですねぇ」という話.
去年まで5号が動いていたんです.
やっと6号にバトンタッチしたばかりなのに、もう7号なの?と思ったわけであります.

6号に不具合でも見つかって、急遽7号を打ち上げたのかと思ったら、そうでもないようです.
5号稼働中に、ロケットの打ち上げ失敗などで、6号の打ち上げが大幅に遅れて、5号を設計寿命を越えて酷使せざるをえなくなり、最終的にはアメリカの衛星から情報をもらっていたという、綱渡り状態にしっかり懲りたのでしょう.
打ち上げたばかりの6号の予備機として7号を打ち上げたようです.

5号で綱渡りをしてたころに比べると、何とも贅沢な話ですねぇ.
故障したときに備えて、予備の衛星を、あらかじめ宇宙空間に置いておくなんて.
新車を買ったばかりなのに、ぶつけたときのことを考えて、同じ車をもう1台買っておくようなことかな?
使っていなくても置いておくだけでも寿命は減るのに.
でも、出来るうちに置いておかないと、後になって恐ろしい思いをする、という判断になったのでしょう.
車と違って人工衛星は「すぐに代車持ってこんかい!」というわけにいきませんからねぇ.

6号と7号は機能的には同じということです.
2つあわせて、天気予報が今までの2倍当たるようになるとかいう話にはならんのでしょうね.