「平成の築城」を見てきました.

非常にローカルな話題で申し訳ありませんが、姫路市では「JR姫路駅周辺の高架事業に伴う駅周辺整備」のことを「平成の築城」と呼んでいるようです.
で、この26日に、その区切りとなる「JR山陽本線の高架化」が実施されました.
実際に動いている鉄道をスパッと高架に切り替えるのですから、ちょっと大変な作業だと思います.
電車のホームも、地上から高架に切り替わりました.

一番難点だったのは、「大将軍橋」という跨線橋を落とすことです.
この橋はJRの山陽本線と姫新線、新幹線の高架との間をすり抜けるように作られている跨線橋です.
この橋を落とすために、国内最大級の1200トン級クレーン車が導入されたそうです.確かに見た目でっかかったのですが、クレーン車という以上、きっと道路を走ってきたんだと思うのです.ですから、図体だけでっかくて、接地面積は特殊大型車並みのサイズにおさまっているんでしょうね、きっと.
それから、このクレーンについての新聞記事で、「1200トン級のクレーンで、重さ200トンの大将軍橋を吊りおろす.このクレーンは500トン級のクレーン車で組み立てられた」とあったのですが、最初から500トン級のクレーン車で200トンの橋を吊りおろすという選択は出来なかったのか、ちょっと不思議に思っています.

さて、新聞によれば、JRや山陽電鉄の切換はスムーズにいったようです.では高架の下を走ることになった道路はどうなっているのか、見てきました.
まず、朝晩は開かずの踏切として有名だった「豆腐町の踏切」.これは、あっけないくらいがらんどうになっていました.完全に山陽本線の高架下を通っています.踏切はあるのですが、それはJR姫新線だけの踏切ですので、ラッシュ時でも1時間に2回くらいしか閉まりません.
では、地上に下りた「大将軍橋」.対向1車線でラッシュ時の渋滞の原因といわれていた橋ですが、地上に下りてもやっぱり1車線のままで、しかも、今はまだ地上に姫新線が通っていますから、その踏切が追加された形になってしまい、かえって高架前より渋滞していました.困ったものです.

やはり、姫新線も含めたすべてのJR線が高架になって、その高架の下を通って南北を結ぶ道路がいくつも開通するまで、渋滞の緩和は期待出来ないようです.まさに、100年の計です.気が長い話です.