ボトルネック.

世の中、何事にもボトルネックというものがあります.ウイークポイントと言ってもいいでしょうか.そこがネックになってしまって、全体のパフォーマンスを制限してしまう点です.

ボトルネック、たとえば、Cube君で言えば、CPUやハードディスクは積み替えて十分速くなったんだけれども、いかんともしがたいのがシステムバスサイクルの100MHzという数値.こればっかりはどうしようもなく、ここがボトルネックになっています.
昨日も書きました、名神高速道路の大渋滞、ちょっと前まではボトルネックは天王山トンネルだったわけですが、これが上下合わせて2本から4本になったことで、このボトルネックは解消されました.が、新たに京都南インターとか、栗東インターとか、そこらあたりが大混雑するようになっています.

さて、なんでこんな前ふりをするかといいますと、思わぬボトルネックがあったというニュースを発見しました.それは、岐阜にできた「モレラ岐阜」というショッピングモールです.4月の29日にオープンしたばかりで、日本最大規模のショッピングモールらしいのですが、そこで、思わぬところがボトルネックとなってしまって、営業を途中で打ち切ったんだそうです.

そのボトルネックとは、トイレです.この施設では、1日に800トンもの処理ができる浄化槽を備えていたんだそうですが、予想を大幅に上回る人出で、浄化槽の処理能力を超えてしまいそうになったんだそうです.そうなると、し尿が直接川にあふれ出てしまうと.こりゃ大変だということで、営業時間の途中で店を閉めてしまったということのようです.

そんなに大量のお客さんが来るくらいですから、当然周辺道路は大渋滞ですわな.で、やっと到着した時には、すでに店は早じまいをしてしまっていると、そういう目にあった方も多数おられたようです.そうなると収まりのつかない方も中にはいらっしゃりますよね.「ガソリン代を返せ」などと警備員や警官などに因縁をつけて、公務執行妨害で逮捕された人もいるようです.

世の中、システムが巨大化していくと、どこがボトルネックになるのか、事前にシュミレーションしきれない場合も往々にしてあります.まあ、規模が大きいほど効率的ではあるんですが、障害が出た場合の被害も大きくなります.
何かする時のボトルネックはどこなのか、これ認識しておくことは、日常生活でも結構大事だと思います.