「turbo.264」

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ネットショップをさまよっていたら、ちょっと面白いものを見つけてしまいました.見た目は最近多い、USBポートに直差しするタイプのメモリスティックみたいなんですけど、動画をH.264にハードウエアエンコードできるようになるらしい.なんだろうかと思って、商品の説明のページに飛んだのですが、ようするに、QuickTimeであつかえる動画を、H.264のファイルにハードウエアエンコードをするものらしいです.珍しいことに、Mac専用でWindowsでは使えない.どれくらい速くなるのかについて、例として、10分のDV動画ファイルをソフトウエアでエンコードするのに約1時間かかるのに対して、turbo.264を使うと約11分でエンコードできるとのこと.使用したパソコンはMacBook Core2Duo 2.0GHz だそうです.約6倍速くなると言っているんですね.まあ、話半分以下としても、20%や50%の高速化ではなく、何倍という規模での高速化は見込めそうです.価格も1万円ちょっとだったので、とりあえず買ってみました.

商品が届いてインストールしたのですが、久々にMacらしい簡単さというか、スマートさというか.モノをUSBポートに差します.そしてCDを入れて、専用ソフトをアプリケーションフォルダにドロップすれば、インストールは終了です.

早速使ってみました.ソフトの使い方も極めて簡単です.動画ファイルをドロップして、変換先を選択(AppleTVとiPodとなぜかPSPが選べます)して、変換ボタンを押すだけです.宣伝で6倍速くなると言うDVファイルを変換してみました.使用したのはCoreDuo1.83GHzのMacminiです.ハンディカムで撮った約2分半の動画をturbo.264で変換してみると、変換時間は約3分でした.まあほぼ等速変換できています.これをQuickTimeでソフトエンコードすると6分半かかりました.QuickTimeが意外と速いのですが、変換の時の設定とか、いろいろな条件でここらへんの数字は大きく変わると思います.

さて、相対的にどれだけ速くなるかはいいとして、私の目的が達成できるのか確認してみました.私はテレビ放送を録画した動画をiPodに転送して持ち歩きたいという希望があります.そうすれば、盆暮れに実家に帰ったとき、暇でしょうがないくても、iPodで動画でも見てれば退屈しないで済むから.で、テレビから録画した30分のアニメをturbo.264で変換してみたところ、変換時間は約7分半でした.もとの動画のサイズは640×480です.この場合、QuickTimeでソフトウエアエンコードをするには、「ファイル」→「書き出し」→「ムービーからiPod」を選ぶのが普通ですが、こうすると、変換された動画は640×480のままなんですよね.iPodが320×240なのに動画のサイズは大きなままなんです.で、私はいつも、「ファイル」→「書き出し」→「ムービーからQuickTimeムービー」→「オプション」で解像度を320×240に設定して一回変換をし、ちっちゃくなったムービーをもう一回「ファイル」→「書き出し」→「ムービーからiPod」で変換していました.文字通り二度手間です.もっと良い方法があるのだと思うのですが、私には思いつきません.

ところが、turbo.264を使うと、もとの動画がどんなサイズでも、1回の変換で320×240に入るようなサイズに変換してくれます.縦横比が4:3でない場合でも、自動的に320×240の中におさまる一番大きなサイズに変換してくれます.ですから細かいことを気にせずにポコッと一発でアニメなんかをiPodに転送できる形式に変換できるのです.しかも変換時間は1回あたり10分以下です.今までは動画の変換というと、スタートしてからしばらく席を空けてほっとくとか、寝る前に変換をスタートして朝起きたら終わってるとか、そんな使い方が多かったのですが、turbo.264だったら、Webを見たりしている間に変換が終わってしまいます.そうそう、動画の変換というと、ソフトエンコードではCPUの使用率がめいっぱいまで使われてしまって、事実上、他のソフトをいっしょに使うことが出来なくなってしまうのですが、turbo.264では、動画の変換中もCPUの使用率は半分くらいで、Webやメールのチェックなんかには、なんの支障もありません.Macを占有されるということがありません.

ということで、かなり気に入りました.満足な出来映えの商品だと思います.この休み中は、今まで取ってあった動画をソフトとハードでエンコードして、その時間や画質をいろいろ比べたりしていました.iPodに入れる動画をお手軽に作りたいという方にはオススメです.