ハードディスクは壊れるモノです.

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先日、私の友人のハードディスクが壊れました.突然、カンコロカンコロいいだしたらしい.大事なデータが入っていたのか聞くと、「子供の写真」という答え.最悪のパターンです.彼はすぐにネットでハードディスクのデータサルベージ会社を探して、ハードディスクを送って見積もりを依頼したのですが、それこそ目玉が飛び出るくらいの(新しいMacが買えるくらいの)値段が出てきたそうです.で、ダメもとで値切ってみると、けっこう値切れる上に、言うことがだんだん怪しくなってきたそうです.

「放っておくと、どんどんデータの復旧率が悪くなるので、すぐにでも作業をはじめるべきです」とか、「気圧が変化するとデータが壊れる場合があるので、今すぐ作業を」とか.明らかに怪しいと思った彼は、見積もりを断り、ハードディスクの現品を返してもらったそうです.そして、現品をもとのケースに入れてMacに接続してみたところ、きれーにマウントされて、データも全部読めたんだそうです.その後、別のハードディスクに全データのバックアップを取り、さらに写真データはDVDにコピーして、事なきを得たそうです.

さて、さっき風呂から上がってきたら、嫁さんが「ちょっとMacがおかしいんだけど」と言ってきました.嫁さんのMacは、G4のMacmini.起動してもリンゴの下にクルクルが出たまま先に進まない.DVDで起動しようとしても、起動にえらい時間がかかる.10分くらい.DVDで起動したところでディスクユーティリティをかけようとするのですが、これの切り換えにまた5分くらいかかる.なんかATAバスがおかしいんとちゃうか、ということで、試しにターゲットディスクモードで起動して、私のMacにつないでみたのですが、ハードディスクを認識しない.どーでもいいDVDーROMなんかがマウントされる.

まあ、最終手段ですね.Macminiを分解して、ハードディスクを取り出して、2.5インチ用のFireWireケースに入れて私のMacに接続する.と、デスクトップにマウントされるまで3分くらいかかる.一応、ディスクの中は見れるみたい.調子のいいうちにいるモノだけコピーをしようと、Userフォルダ以下のファイルを別のディスクにコピーするのですが、途中でコピーが止まってしまう.最後の手段はディスクユーティリティで「ディスクの修復」をかけてみる.

最初に、「ノードの構造が正しくありません」と出て、次に「カタログ B ツリーを再構築中です」と出て、それ以降は、「ノードの構造が正しくありません」と「レコードカウントが正しくありません」を、もうかれこれ1時間近く吐き出し続けています.これ、「カタログ B ツリーを再構築中です」と言ってますけど、なおる見込みあるんですかね.

幸いなことに、私は今までに、重大なハードディスクトラブルにあったことはありません.でも、やっぱり、ハードディスクって壊れるんですよね.バックアップはちゃんと取るようにしましょう.LeopardのTime Machineがあれば、こんなことに苦しまなくても済むんですよね.やはりバージョンアップは必須のようです.