コールマンのハイテク化.

今日、今年のキャンプの予定を一つ立てました.子供ができてからしばらくはキャンプに行けてなかったのですが、上の子が小学校に入ったのを機会に、またキャンプに行くようになりました.一昨年、去年と2回キャンプに行って、子供が気に入るかどうか心配だったのですが、おおむね好評.今年も行きたいか聞いたら、すかさず「行きた〜い!」ということで、かなり気に入ってもらえてるようです.「じゃあ今年は2回行くか?」と言うと、「行く〜!」と.で、2回行くうちの1回を、かねてから行ってみたかった海のキャンプにすることにしました.

海のキャンプといえば、やはり海水浴はつきものですよね.昼は海で泳いで(ほとんど水遊びのレベルですけど)夜はキャンプと.子供にとっては楽しい時間なのでしょうけど、それを管理する大人にとっては、とっても負担が増えて大変なのですが、子供が喜んでくれるのも今の時期くらいなので(何年かしたら、「私、友達と旅行に行くから、今年はキャンプ行かんわ」とか言い出すんでしょうし)、いっちょうがんばってみますか、と、海のキャンプを決行します.

といっても、特に構える必要はなくて、去年使っていた装備を車に積んで出かけるだけです.唯一、不満点があったのがランタン.私の昔のキャンプスタイルにランタンは不要なものでした.昼頃に地元のお店でおいしい食事を取って、夕方くらいにキャンプ場について、ウエルカムビールで乾杯.その後、みんなで道具を出して(みんな大人なので手際もいいです)、明るいうちからバーベキュー(うちのバーベキューはとにかく肉のみを焼いて、ビールを飲み続けるというもの)をして、日没と共に寝る、というスタイルです.ランタンの出る幕はない.夜中の明かりとして必要なのは、トイレに行くときの懐中電灯くらい.

でも、ファミリーキャンプともなるとそうも言ってられません.バーベキューのあと、日没後に、一面に広がる星空を見上げるのも楽しみのうち.その後で、ちっちゃな手持ち花火をするのも子供にとっては一大イベント.そうなってくると、日没後にも明かりは必要になります.コールマンのランタンにはちっちゃなものから、ツーマントルの大きなものまでいくつか種類がありますが、とりあえず一番ちっちゃいものを購入して去年のキャンプに行きました.こいつはとりあえず暗いです.まあ、暗闇の中の明かりなのでありがたいのですが、最大の難点は、燃料満タンでも燃焼時間が3時間ほどしかないこと.花火を終えてテントに帰ってくると、ランタンは消えています.これはちょっと不便.

ということで、今年は燃焼時間の長い、できれば明るさも明るいランタンを買いに、姫路のスポーツオーソリティーに行って来ました.その中でも特にデザインの気に入ったものの仕様説明を見てみると、「ポンピングの後、着火ボタンを押しながら燃料コックを開く」とあります.「着火ボタンって?」と思って、そのボタンを押してみると、ランタン内で、まさに家庭用ガスコンロに着火するときの「チッチッチッチッ」という電気火花が飛んでいます.これって電池が入っているのか?と思い、着火ボタンのユニットを外してみたら、入っていました、単4電池.

コールマンといえば、昔ながらのローテクにこだわり、とにかく壊れないことを第一に考えて、ライターを使ったランタンの着火時なんか、充満したホワイトガソリンのガスに「ボバッ」っとガラスケースから炎が吹き出すのが当たり前だと思っていたのですが、ついに電気式の着火機能が付いたんですねぇ.これはこれで便利だと思うのですが、コールマンの主義というかポリシーが、市場の要求によって大きく変わってきてるのではないかと思います.まあそのおかげで、いまだにアウトドア用品のトップメーカとしてやっていけてるんだと思うのですけどね.

私は、その電子着火式のランタンを買いました.燃焼時間は7時間だそうです.これだけあれば、寝るまでの間に途中で明かりが消えてしまうということも無いと思います.