食欲大魔王・金魚.

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別に金魚を取って食おうっていう話ではありません.うちで飼っている金魚の話です.うちの子達の行っている幼稚園では、7月に園庭にプールを出して、プール開きをします.その時に、プールに金魚を放して、子供たちが金魚のつかみ取りをするんですね.子供たちは楽しいのですが、金魚にしてみたらいい迷惑です.で、毎年7月中旬になると、子供が幼稚園から金魚を5匹ずつくらいもらって帰ってきます.

相手が幼稚園児ですので、そのまま川に直行して放流するわけにもいかず、いちおう自宅で水槽を用意して飼おうとするのですが、噂では経費を安く上げるために、金魚すくいの屋台で売れ残った金魚をプールに放しているので、それを持って帰ってきても、金魚がすでにくたびれ果ててしまって、その後なかなか元気に生き残るものは少なく、ほとんどの家庭では、1週間から1ヶ月くらいで全滅してしまうんだそうです.

そんなことを、上の子と下の子と、5年続けた嫁さんは、金魚の飼育にかなり熟練したようで、去年もらってきた金魚は、結局1匹も死なずに、一周年を迎えたのです.そして先日、新しく今年の金魚をもらってきました.そいつを金魚水槽に放したのですが、去年の金魚と今年の金魚で、大きさがぜんぜん違います.ずっと飼っていたので気がつかなかったのですが、金魚って1年でこんなにも大きくなるものなんですね.写真でうつっている小さい方が今年の金魚で、体長は3cmくらいしかありませんが、去年の金魚は、唐揚げにして食べたらちょうどおいしそうなくらいにまで成長をしています.

その彼らの成長を支えているのが、強烈な食欲大魔王です.ホントにすごいです.金魚水槽は玄関に置いてあるのですが、人がその前を通たびに、エサがもらえるのかと勘違いをして、水面で口をパクパクさせます.その勢いのすごいこと.ほとんど体が垂直になって、その状態でピチピチ泳ぐので、エラのあたりまで水面から出てしまうくらい、そんな勢いでパクパクしています.金魚当番は嫁さんの仕事なんですが、たまに私もエサを入れてやります.ホントすごい勢いで食べます.エサと一緒に空気を飲み込んで、後で空気をプカッと吐き出したり、底に沈んだエサと一緒に石まで吸い込んで、後で石だけ吐き出したり.どんだけ食い意地が張ってんねんと言いたくなるくらいです.

生物の持っている一番プリミティブな欲求は、食欲、性欲、睡眠欲だと何かで聞いたことがありますが、夜中の2時ころ水槽を見に行っても、エサくれダンスでピチピチしてますし、夜中眠っている気配はありません.卵も産まなかったし(全員オスなんだろうか)、うちの金魚は食欲以外の欲求は無いかのようです.

そんな金魚水槽に入ったばかりの今年の金魚ですが、最初のうちはみんなでかたまって、底の方に沈んでいたのですが、ほんの2〜3日で、先輩たちのエサくれダンスを覚えてしまって、水槽の前を通りかかると、小さいながらも垂直立ちでピチピチしています.やっぱり食欲がからむと、学習も早いようです.彼らのうち何匹が来年を迎えることが出来るかわかりませんが、来年の7月にどのサイズまで育っているのか、そのとき去年の金魚は、さらにどこまで成長しているのか、ちょっと楽しみです.