LUMIX DMC-LX7用のリングライトを作ってみた(その3は失敗の巻).

良く出来た、と自分では思っているリングライトですが、1つ気になる点が.それは、8つのLEDが点々と写真に写り込んでしまうこと.別にいいんですけどね、でも、LEDライトも何も存在しないように見せかけて、実は照明しているというのがベストな気がします.


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ドラゴンボールに8つの☆が写り込んでいます.

ということで、LEDの光を拡散する、ディフェーザーと呼ばれる、ようするに白くて薄いプラスチック板をLEDの前に取り付ければよさそうな気がして、アクリル屋さんに注文してあった板が今日届きました.最近の個人向け加工業者さんの仕事の速さには感服してしまいます.


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わかりにくいですけど、左側がポリカの0.5mmで、右側が塩ビの1mmです.出来るだけ薄いのがいいかと思って、各種類一番薄い設定の板を選択しました.ちなみに、メインのアクリル板は透明こそ薄いものがあるのですが、乳白色は2mmからしかなく、2mmだとLEDライトのレンズ部分と干渉することがわかっていたため、注文しませんでした.各板を装着して光らせてみると、こんな感じ.


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1mmの塩ビ板です.まあ、こんなもんかと思いますが、下のポリカと比べると、ちょっと赤っぽくて、板が厚いですから明暗がちょっとハッキリしています.


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0.5mmのポリカ板です.ちょっと白っぽいですね.まあ、どっちがどうという事はないのです(色味の差が理解出来ない)が、実際に何か撮影してみて比較する必要があるでしょうね.


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ちなみに、板が一枚はめてあるだけなので、横の隙間から内臓が丸見え状態です.

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何を撮ろうか迷ったのですが、とりあえず表示を消した液晶画面に写る自分自身を撮ってみました.☆が8つ.そして板を装着して同じように撮ってみると、


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あれ、なんかへんてこりんな写り方だなぁ.自分自身はちゃんと写ってるんだけど、何でこんなに一面に白っぽいのか.よく見ると、四隅が真っ白にけられている.ということはつまり、ディフェーザーとして作った板の口径が小さすぎて、LEDライトの光が反射してレンズに入ってきてしまったんですね.全然ダメじゃん.


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そのままパソコンを撮ると、やっぱり真っ白.予想外に全然ダメじゃん、これ.


こういうことが起こらないように、つまり、自分自身の発した光がカメラのレンズに入ってこないように、世にあるリングライトはあんなにバカでかいんですね.レンズと距離を取れば、自分自身の光が入る可能性は小さくなりますからね.

これはどうしたものかなぁ.LEDの前に、ディフェーザー的な白いものを置くだけでダメになってしまうのか、画像がけられない程度のサイズであれば、ディフェーザーをおくことが出来るのか、またちょっと実験が必要ですね.

いやぁ、今回は、見事な大失敗.