バイクのバッテリーって冬場に外さなくてもいいのか?

はずかしながら、いま乗っているバイクが、バッテリーを搭載した初めてのバイクなのです.日本語がわかりにくいですね.いままでに乗ったことのあるオートバイにはバッテリーが付いていなかったのです.バッテリーレスっていうやつですね.キックスターターでエンジンが何回転するか知りませんけれど、そのホンの1回転か2回転のあいだに吸い込んだ混合気に、コイルで発電した電力で火花を飛ばして、エンジンをかけようという、ある意味、男気にあふれたシステムです.それがいまのバイク(Monster1100)は、当然のことながらバッテリーを搭載していて、セルのスイッチをちょっと押すだけで、簡単にエンジンがかかってしまいます.その反面、バッテリーが上がってしまうと、もう手も足も出ません.ガソリンも高圧ポンプでインジェクションですし、その制御自体マイコンがしていますから、電気がなければエンジンをかけることは不可能です.で、初めてのバッテリー搭載車に乗るに当たり、バッテリーは冬の低温に弱いから、どうせ寒くて乗らないんならバッテリー外しておくのが常識と、ネットの情報を信じて毎シーズンバッテリーを外すとこまではしないまでも、バッテリーのマイナス端子を外しておりました.

ただ、現行のMonsterは、バッテリーが車体のほぼ真ん中にあって、すこぶるアクセスがしにくいのです.で、今シーズンはなんだかんだしているうちに、バッテリーほったらかしで冬を越してしまいました.ところがですね、先日、今シーズンの冬眠明けでエンジンかからないだろうと思いつつもかけてみたら、何のことはない一発でかかったんですよ.エンジン始動前のバッテリー電圧は11.2Vでした.バッテリー外しておくともう少し高めではあるんですけれど、あんまり劇的な差はないんだなぁと思いつつセルボタンを押したら、多少苦しみながらもエンジンかかってしまいました.

うちのMonsterは2009年式で、今年で5年目の車検です.バイク屋さんも定期点検のたびにバッテリーの負荷試験もしてくれていて、「まだもうちょっと大丈夫だけど、今度の車検の時にはバッテリー交換しといたほうがイイと思う」って言ってたんですけど、それでも、厳しい富山の冬をちゃんと越してくれたんですね.まあ、雨ざらしではないですけれど、限りなく外と等しいガレージですから、寒さは相当のものです.

そういうことで、バイクのバッテリーについては、あんまり過保護にする必要はないことがわかりました.これからは心おきなくほったらかしで冬を越してもよさそうです(ということとでいいのかな?).