幻魚白蝦蛍烏賊

開梱したFLSUN QQ-Sをひとしきり観察したので、ここからは取扱説明書の手順に従って組み立てていきます．



まず、電源やロジックボードの入っている三角にたくさんのモノが繋がっているのを、組み立てやすいように並べます．適当でいいです．黒くて丸い緩衝材はガラスのビルドプレートを保護するモノなので、そのままにしておいた方がいいかな．組み立てのジャマにはなりません．



こんなふうにシャフトを立てていくのですが、鋼の棒なのでけっこう重いうえに、グリスが付いているので、滑りやすく落としやすいです．袋から抜き出して一回でも床に置くとホコリまみれになると思うので、取り出したシャフトは一気に所定の位置に入れられるように、頭の中で行程を組みながらやりました．シャフトを入れる時は、自重でスコンと落ちます．堅すぎたりガタガタだったりということはありませんでした．長い歯付きベルトがのたくっているので、その中に通さないように、ベルトは出来るだけ外側に避けておいた方がいいです．



シャフトが6本とも立ちました．



次に、上蓋をはめるのですが、上蓋の裏側のシャフトが刺さる部分に、リミットスイッチの配線がまとめて突っ込んであります．



この配線は、こんなふうに外しておいた方がいいです．



上蓋がはまりました．これも無理に押し込む必要は無くスコンと入ります．



次に、歯付きベルトを張ります．このローレットナットを使います．



ベルトに付いているプーリーをここに通して、



上に出たネジをローレットナットで引っ張り上げます．



エクストルーダを取り付けます．



どの向きに付けるのか迷ったのですが、この向きにしか付きません．



ステッピングモーターに配線をします．このコネクタは無理をすれば裏返しでも入ってしまうので、爪の向きに注意が必要です．



テフロンチューブを入れます．けっこう奥まで、5cmくらいは入る感じです．奥でコツンと当たります．



フィラメントホルダを付けました．



最後に、上下のこの部分のネジを締めます．黒い部品はプラスチック製なので、締めすぎに注意が必要です．シャフトを固定するというよりは、ガタを無くす程度の意味のようです．



ちなみに、この下側のネジ穴の1つがバカになっていました．メールで連絡したら、この黒い部品を送ってくれたのですが、ネジが締められない状態でも特に問題なくそのまま使えているので、部品交換はしていません．



以上で組み立て完了．天板の上にあるのはオートレベリング用のセンサーです．まあただのリミットスイッチなんですけど．



ホットエンドの上あたりでブラブラしている空きコネクタに、スイッチを接続します．



ノズルのさらに先にスイッチが来るように取り付けます．磁石でピッタリ固定できます．オートレベリングといっても、ビルドプレートのデコボコを測定補正するだけで、最終的なクリアランスは液晶操作部を使って手作業で合わせます．



電源ケーブルはこんなので、これに対応したアダプタが必要です．



電源ケーブルはもう一本入っているんですけど、もうこれはどの国で使うモノなのかもわかりません．

これで組み立て完了です．つぎに、テスト運転をします．

そうそう、オートレベリングをした後で、すかさずノズルのクリアランス調整をすると、ノズルの先に付けたままのリミットスイッチがビルドプレートに激突→ステッピングモーターが脱調して停止という悲しい結果になるので、慌てず落ち着いて、オートレベリング後にはリミットスイッチを外すのを忘れずに．私は2回ほど激突させてしまった．