ケンタッキーを鱈腹.

久しぶりにケンタッキーフライドチキンを鱈腹食べました.しかも、オリジナルチキンのみを黙々と5ピース.もういいかげん吐くぞと思うくらい食べました.

私にとっては、ケンタッキーは贅沢の象徴でした.天白村から発展した、名古屋の天白区という田舎には、ケンタッキーなんてありませんでした.しかし、ちょっと遠く(さらに田舎)の平針というところに、なぜかケンタッキーが出来たのです.

試しにということで食べに行った時の味は衝撃的でした.世の中にこんなに美味いものがあるのか、と思いました.それからずーっとケンタッキーが食べたかったのですが、ケンタッキーは妙に高かったのです.おいそれと食べられるような値段ではなかったように記憶しています.ですから、ケンタッキーは食べたくても食べられない、「あぁ、一度でいいからケンタッキーを腹一杯食べてみたい」そう思うようになりました.

さて、そうこうしているうちに、就職して姫路で暮らすようになったのですが、初めて住んだところから一番近いお店が、何とケンタッキーだったのです.自分で給料をもらっているんだから、誰に遠慮する必要もありません.もう、浴びるようにケンタッキーを食べましたね.やっと夢が叶ったという感じで.毎週土日はケンタッキーでした.
でも、人間、浴びるほど食べれば、さすがに飽きが来ます.程なくして私のケンタッキー依存症も解消しました.

現在では、日常的にケンタッキーを食べることはなくなりましたが、CMでもやっている通り、「時々無性に食べたくなる」のがケンタッキーでありまして、年に何回かは鱈腹食べています.あと、高速道路のサービスエリアにもケンタッキーが入っているところがあって、そういうところは全部チェックして、サービスエリアに入る時にはケンタッキーがあるところを最優先にしています(三木サービスエリアからケンタッキーが撤退したのは痛かった).

ただ残念なのは、ケンタッキーのメインはあくまでも「チキン=肉」でありまして、どう頑張っても主食にはならない、つまり、食事のかわりにはなり得ないという点です.マクドナルドでしたら、メインのハンバーガーがそのまま食事ですが、ケンタッキーで食事をするとなると、チキンだけではどうもかっこがつかない.で、なんかその他諸々のサイドメニューを頼むわけですが、そうすると、私の中では、メインのチキンからピントがぼけてしまって、「ケンタッキー度数」がどんどん下がってしまうのです.そうなると満足度も下がってしまいます.で、食事とは切り離して、おやつ、または、夜食として、「やっぱりケンタッキーはチキンだよなぁ」とか言いながら、チキンのみを黙々と食べるということになってしまうのです.健康には悪そうですね.

あ〜、でももうしばらくチキンはいいわ.でも美味しかったなぁ.今はいらないけど、またしばらくしたらケンタッキー食べよ.