乱調の首ねっこ押さえたかも.

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IntelMacminiの乱調についてです.
調子が悪かった様子を振り返ってみますと、何の前触れもなく突然フリーズ、スリープから復帰しない、マウスは動けどそれ以外何の反応もなし、OS再インストールでもフリーズする、そして行き着いたのが、Spotlightで「egbridge」を検索すると必ずフリーズするという症状.これを解決するために、OSの再インストールやら何やらやって、最終的には、BootcampのWindowsパーテーションを削除することで、Spotlightでのフリーズは無くなるという結果が出ました.でも、何の関連性があるのか全くわかりません.BootcampとSpotlightの間で何か不具合でもあるのか、というようなことを以前のblogに書いています.

さて、一時正常に戻ったように見えていたのですが、不具合はまた発生しました.今回も同じような症状で、何の前触れもなくフリーズ、Safariでスクロール中にフリーズ、電源リセットでは復帰せずにパワーマネージメントCPUのリセットが必要になったり、スリープ中に暴走してそれっきりということもありました.何だかもうよくわかりません.

そこで、ちょっと見方を変えてみることにしました.私も一応マイコン組み込み機器を設計していますが、もし私が設計した試作品だったら、こんな不具合の時、何が原因だと推定するのか.推定して原因を潰していかないと製品になりませんからね.試作品ではそういう作業が大事です.

で、上記のような不具合の症状ですが、不具合モードが非常に不安定です.私なら一番先に疑うのは、クロック発振回路が不安定になっているのではないかということ.でもAppleの製品ですからそれはないでしょう.次はそうですねぇ、電源電圧が不安定になっていないか.これも製品ですから、たぶん問題ないはずです.あとは、データバスやアドレスバスの輻射ノイズ.そうだノイズか?

ここで気がついたのですが、私は3.5インチディスクを接続するために、Macminiのトップカバーを外した状態で使っています.つまりMacminiからのノイズは出放題なのです.と同時に、外部からのノイズも受け放題.で、外部にノイズ源はないかというと、それっぽいのがありました.Cinema Displayの電源アダプタです.
ケーブルの取り回しの関係で、電源アダプタはMac本体の近くに置くことになるのですが、私はMacminiの右側にほぼ密着させておいていました.これが原因かもしれません.この電源アダプタから結構強力な放射ノイズが出ていて、シールド無しのMacminiが誤動作を起こしている可能性も否定できません.

ということで、電源アダプタをアルミホイルでくるんでみました.そしてそれから2日たつのですが、フリーズは一回も起きていません.まだ、これが原因だと断定するには時間が短すぎると思いますが、これが原因である可能性は大だと思っています.この調子で快調に動いてくれるとうれしいのですが.もう少し様子を見ようと思います.