燃えつきる直前のロウソクのように.

|カテゴリ:

IntelMacminiのライザーカードの接触部に接点復活剤を吹きかけました.
効果はてきめんでした.大当たりです.
今までウンともスンともいわなかったものが、突然何事もなかったかのように起動できるようになりました.
カードをコネクタのドンツキまで差し込んでも起動OK.そこから1mmくらい浮かせたところでもOK.コンタクタに基板がかろうじて触れているかな、というような浅い挿入状態でも起動OK.多少斜めに刺さっていてもOK.もう何でもOKでした.

でも、嬉しがって何回も基板の挿抜をくり返しているうちに、突然起動不能になりました.ヤバイと思って、接点復活剤をさらに噴射したのですが、数回は起動するものの、その後起動不能になりました.
そしてその後、努力はしてみたのですが、数回起動したきりで、あとは、全く起動しなくなりました.
どうやら燃えつきてしまったようです.
今では、オリジナルの形状に組み直しても、全く反応しません.

一般に、製品内部の基板間接続用のコネクタは、外部インターフェイスのコネクタのように、数多くの挿抜がくり返さされることを前提には作られてはいません.
製品内部の接続ですから、基本的には、一回挿入されればそれでおしまいです.不良品の手直しがあったりした場合でも、せいぜい2〜3回程度.あるメーカの数値では、製品内部の基板間接続用のコネクタの金メッキは、挿抜10回程度で地金が出てしまい、接触不良の原因になるようです.
それを私は2〜30回は挿抜していますから、それがいけなかったんでしょうね.接触圧が妙に軽かったときに普通のコネクタではないことに気がついておくべきだった.

そんな中、制作依頼をしていたアルミブロックが届きました.ロジックボードを巨大ヒートシンクにフィッティングさせるためのものです.基板の保持という意味もありますけど.
こちらにロジックボードを取り付けてみたのですが、今回は寸法の間違いは一切無しです.きちんと基板の保持をしつつ、CPUやチップセットのダイにはアルミが密着しています.大成功でした.
でもその基板は動かないんです.

基板が動かない以上、この計画はここで頓挫、ということになります.
しかし、近いうちに、動く個体を入手して、何とか先をすすめたいと思っています.
まったく世の中うまくいかないことばかりですねぇ.