iBookG4、昇天.

|カテゴリ:

親父殿に持たせていたiBookG4 (800MHz)が昇天しました.
そのおかしな動作の様子は8月20日に書いているのですが、起動しない、起動途中で止まる、起動してもすぐにフリーズする、「再起動してください画面」が出る、ターゲットディスクモードも数分でフリーズする、といった具合です.

親父殿は今年で70才になるような人間ですので、とてもiBookを使いこなせるわけもありません.しかし、asahi.comで野球の結果を見たり、大学時代の友人とメールをやりとりしたり、もっとも大切なのは、デジカメで撮った旅行の写真、孫の写真のコレクションをiPhoto で整理したり、そんな使いかたをしていました.

ということで、ハードディスク上のメールデータと写真データが破損しているのが一番痛い状況です.本体は新品を買えば何とかなる.でも失ったデータは戻ってこない、そう思いながら、iBookを分解しはじめました.
動作不良の原因がハードディスクの物理的な故障であれば最悪、それ以外の本体の故障であればラッキーです.

今回の場合、本体の故障ならラッキー、という状況なので、あまり慎重にバラす必要はありません.ハードディスクさえ取り出せれば、きれいに元の姿に戻す必要がないからです.で、ネジ外し、キーボード外し、上下のモールドを外し、アルミシールドを外し、ハードディスクを取り出しました.
これを、あらかじめ購入しておいたFireWire外付けディスクケースに入れて、Cubeにマウントしてみますと、見事大成功.ハードディスクの中身は壊れていませんでした.よかったよかった.

試しに、以前使っていたiBookG3に「移行アシスタント」で引っ越しをしてみたところ、iPhotoのライブラリも大丈夫でした.これで、MacBookでも買って、データの引っ越しをすれば、また元のような環境に戻ることが出来ます.

こうなると、困ってくるのが、分解したiBookG4です.本体のどこかが壊れているのは確かですから、きれいに組み立て直してもあまり意味はないし、それをするにはあまりにもネジの数が多いし、それをするだけの意欲もないし.ハードディスクを外されたときのままの状態で、放置されています.

どうしましょうか、これ.液晶表示は問題なかったはずなので、ジャンク品としてオークションにでも出すかな.